ボーダーレス・テレビの重要性

2011.04.21

国際的な状況を視野に考えると、日本の衛星デジタル・ハイビジョンが気になる。衛星放送は、諸外国では、ヨーロッパを中心に、ボーダーレス・テレビ(国境を越える、国境なき、国際テレビ)として位置づけることが多く、日本のように既存の放送局の国内向けモアチャンネルのような位置づけは一般的とはいえない。EC(EUの前身)はベルリンの壁の崩壊の1989年、ボーダーレステレビについてのEC指令を発し、全欧州を対象にしたパン・ヨーロッパ国際テレビ放送の枠組みを法規の上でも整備した。アメリカでは、国内用多チャンネル(モア・チャンネル)専門の直接衛星放送もあるが、国内用、国際用の番組配信、国際テレビ放送に衛星が活用されている。その好例がCNN(ケーブル・ニュース・ネットワーク)である。1980年に開局し、当初は米国内のケーブル局向けのニュース配信が主目的だったが、24時間ニュース専門局として、国内ばかりか、世界的に注目され、国際的なニュース専門局に躍進する。90年前後には、ベルリンの壁崩壊、湾岸戦争などの報道で、アメリカのテレビ局であってそれをこえた国際性をもつ局としての地位を不動のものとした。アフガン、イラク戦争では、アルジャジーラ(中東カタールに本社)などが、アラブのCNNといわれ、国際衛星放送に新たな視点を加えている。社会全体がグローバル化しつつあることを考えると、ボーダーレス・テレビの重要性は一層大きくなろう。ハムやキムチ炒めなど7種の具が入った「会議※ぱん」。オレンジ・アンド・パートナーズの社長・小山薫堂氏がBSフジの番組で発売を決定。集中力アップを目指す商品は講師を務めるデザイン大学でも人気になりそう。