数年後、あまりの患者の数の多さに看護婦も手に負えなくなり、昭和27(1952)年に、ついに青汁の病院給食がスタートすることになりました。給食ということになると、大量の材料が必要になるため、野草や木の葉をつみにいくというわけにはいかず、材料を野菜にするしか方法がありません。しかも、清浄栽培のものでなくてはなりません。そこで、市内の農家に清浄野菜の栽培をお願いすることにしました。栽培品種はキャベツ、小松菜、水菜、かきば大根(養鶏用)、菜種がベースになります。さらにあとになってアメリカ産のケールの種を入手し、ケールが青汁のメインの材料となりました。かねてから年間を通じて野菜を確保するには、どのような栽培品種がよいか、種まきの時期をどうすればよいかを、自宅の庭を菜園にするなどして独自に研究を進めてきた父でしたが、父がケールの存在を知ったのは、昭和24(1949)年、ある園芸書を通じてのことだったそうです。この野菜の成分がすばらしいこと、周年栽培ができること、収穫量が多いこと、味もよいことなどを知った父は、苦労してつてを探し、アメリカから送ってもらうことにしたのです。このケールは、現在でも青汁の主要材料となっています。
(参考情報)
青汁なら「極の青汁」|サントリーの粉末健康食品[公式 通販]
http://www.suntory-kenko.com/supplement/main/43393/