発達の時期をとらえるためには様々な視点があり、それぞれの幼稚園、保育園の実情に応じて考えるべきものである。このような視点の一つとして、教育課程が、指導計画を作成し、環境にかかわって展開される生活を通して具体的な指導を行うための基盤となるものであることから、一幼児の幼稚園、保育園生活への適応の状態、興味や関心の傾向・季節などの周囲の状況の変化などから実際に幼児が展開する生活が大きく変容する時期をとらえることなども考えられよう。その一例を挙げれば、次のようなものとなる。(1)一人一人の遊びや教師との触れ合いを通して幼稚園、保育園生活に親しみ、安定していく時期(2)周囲の人やものへの興味や関心が広がり、生活の仕方やきまりが分かり、自分で遊びを広げていく時期(3)友達とイメージを伝え合い、共に生活する楽しさを知っていく時期(4)友達関係を深めながら自己の力を十分に発揮して生活に取り組む時期(5)友達同士で目的をもって幼稚園、保育園生活を展開し、深めていく時期発達の各時期にふさわしい具体的なねらいや内容は、第2章の各領域に示された「ねらい」や「内容」のすべてを視野に入れるとともに、幼児の生活の中で、それらがどう相互に関連しているかを十分に考慮して設定していくようにすることが大切である。
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