日本には、専門的学者は存在しない。調査鑑定は建築士に頼るしか方法がなく、おまけに中心的な立場でそれを遂行できる建築士の数もごくわずかで無きに等しい。鑑定の根拠となる法的基準も細かく定められている。たとえば、一九九四年に起きたノースリッジ地震(ロサンゼルス巾の北西に位置する町)で倒壊した二階建住宅をめぐる欠陥住宅訴訟では、釘の打ち方や釘の種類までが争点になった。つまりUBSの基準には、そういう細々したことまでが規定に定められているのである。
(参考サイト)
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なかでもツーバイフォー工法では釘のサイズや打つ間隔、方向等が重要だ。釘は、今は機械を使って打つわけだが、その使い方が強く打ち過ぎて、釘の頭が板の中にめり込んでしまった場合は「釘留め効果」が半減するという理由でNGである。同じくサイズや間隔、打つ向きなども、基準以下では建物の性能に影響を及ぼすことになる。釘のサイズは、インスペクターのチェックでもつい見落としがちだ。規定どおりの釘かどうかは、よほど気をつけて見なければとてもわからない。そのため最近では、釘の太さや長さが簡単に計測できるゲージまで開発されている。今は大抵のインスペクターが携帯し、重宝しているとのことである。