視点と恐怖感

2011.05.03

高速道路は安全な道である。歩行者、自転車、ミニバイク、急停止するタクシー、他のクルマが飛び出してくる交差点等々、一般道で事故の原因となるものが、高速道路ではことごとく排除されている。それに昨今の技術の進歩で、クルマにとっても100km/hはさはどのスピードではなくなった。昔のクルマの100km/hはエンジンノイズ、バイブレーションが一段と高まり、少々緊張を強いられたものだった。しかし、現代のクルマの100km/hはいたって静かかつスムーズだ。スティアリングもしっかりしており、直進性もよい。にもかかわらず100km/hが怖いというのは、100km/hというスピードで次から次へと目に飛び込んでくる情報についていけないからだ。前述のように高速道路ではいちいち目で確認すべき情報は一般道よりずっと少ない。前方とルームミラーを見るだけでほとんどこと足りる。それについていけないのは視点の置き方が悪いためだ。視点が近すぎるのである。100km/hで走るクルマは1秒間に28m進む。だから20〜30m先を見ても何の意味もない。そんな近くばかり見ていたら誰だって怖くなる。歩くときだって、50四先しか見えなかったら怖くて歩けまい。高速道路では視点を遠くに置くことだ。基本的に100〜150m先、つまり4〜5秒後の自分の位置に視点を置く。ときどきもっとずっと遠くも見やり、そこで何か起きているかをチェックしていけばよい。
[参考情報]
東京都の自動車教習所コヤマドライビングスクール