セントジョンズワートとクスリ

2011.06.16

セントジョンズワートは、和名が西洋オトギリソウという名のハーブで、最近は日本でも健康(栄養)補助食品として見かけるようになりました。気分の落ち込みをやわらげてくれる一種の抗うつ的な働きがあります。このセントジョンズワートが、インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制薬)、テオフィリン(気管支拡張薬)、ワーファリン(血液凝固防止薬)、経口避妊薬の分解を速めてしまい、効果を減少させる可能性があるという報告が2000年3月にイギリスで出されました。5月になって日本の厚生省もこの相互作用を認め、関係方面に指示・指導しました。ほかのクスリについても可能性があるため、クスリを服用しているときは、セントジョンズワートを摂らないほうが望ましいとの見解を示しています。ただしセントジョンズワートを摂っている人は、急にやめてしまうと反動でよくない影響が出ることがありますので、様子を見ながら徐々に減らしていかなければなりません。専門家の管理下で減らしていくべきです。